スパークプラグ・隠れているけど大事な部品
皆様おはようございます。平岡石油車検担当の川口(かわぐち)です。先日、車検でお預かりしたお車で、交換した部品をご紹介します。それは「スパーク・プラグ(点火プラグ)」です。
写真を見てください。
上が現在のスパーク・プラグで、下が新品です。汚れ以外にも印をつけた部分をよくご覧ください。何だか形が変形していますよね?
その前に、スパーク・プラグの役割をご説明します。ここでは、スパーク・プラグで有名なメーカーである「株式会社デンソー(DENSO)」社のサイトより引用させていただきます(ちなみに、DENSO社は自動車部品業界において、独ボッシュ、独コンチネンタルに次いで世界第3位だそうです。大きな会社ですね。ちなみに、トヨタグループ企業でもあります)
【スパーク・プラグの基礎知識】
ガソリンエンジンは、燃料と空気を混ぜた混合気をタイミングよく燃焼させて、動力を発生させています。ところが、燃料のガソリンは、高温の中でも自分では着火しにくく、タイミングよく燃焼させるには、「火」を着けてやる必要があります。ここで火花をとばし点火するのが"スパーク・プラグ"の役割です。プラグの火花により燃焼が起きるということは、プラグの性能のよしあしが、エンジン全体の性能を左右するということ。「クルマの心臓」にたとえられることが多いエンジンですが、スパーク・プラグは、「エンジンの心臓」ともいえる重要な役割を果たしています。
つまり、ここに問題があると、
- 燃費が悪くなる
- エンジンの始動が悪くなる
- 馬力がなくなる
- アイドリングが不安定になる
といったことが起きます。また、不完全燃焼を引き起こし、結果として車検の時にエンジンのかかりが悪かったり、排ガス検査に問題が起たり・・・という場合もあります。こうなると車検通過は難しいでしょう。こういった事態にならないためにも、平岡石油店ではプラグ点検を入念に行うようにしています。
スパーク・プラグの交換により、一般的にはこのような効果があると言われています。
- 燃費の向上
- 始動性向上
- 加速性向上
- アイドリングの安定
というわけで、エンジンの心臓の心臓とも言われるこのスパーク・プラグを劣化したまま放置するということは、お車に多大なトラブルが起きる可能性がある、という事でもあります。私たちは走行距離を見て点検をオススメしています。費用はプラグ4本交換+工賃で1万円程度です。ご不明な点は何でもお声かけくださいね。
追伸
車検時は車検費用の中に元々スパーク・プラグの確認作業工賃が入っています。もしこの時に同時に交換すると、追加の工賃が発生しませんので、車検時が交換タイミングとしてはオススメです!賢くお財布に優しくメンテナンスしてあげましょう。
追伸2
スパーク・プラグの話とは全く関係ない話なのですが、皆さんがスマホとかでよく使う「QRコード」は前にお話ししたDENSO社が開発したものだそうですよ。以上豆知識でした。