バッテリーの故障かと思ったら?!

スターターモーター

皆様おはようございます。平岡石油店整備担当、一級整備士の岩本(いわもと)です。本当にすごい雨でした。予想を超えた豪雨災害で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。また私たち平岡石油店に出来る事がありましたらご遠慮なくお伝えください。

 

さて今回は「バッテリーの故障かと思ったら、スターターモーターの故障だった!」というお話をさせてください。

先日、お客様から「エンジンがかからない!」とのことで大変お困りの様子でしたので、早速訪問&調査をしてみました。確かに、スターターモーター(セルモーター)の動きが悪いです。まるでバッテリーが弱くなってきたときのような感じ。スターターを回すと…。

 

キュルン…キュルン…キュルン…。

なんとかスターターモーターの回る音はするのですが、やっぱりエンジンがかかる様子がありません。あれ?バッテリーかな?と思いましたが、お客様はつい先日ご自身でバッテリーをお店で購入され交換した、とのこと。

なるほど、とピン!ときた私は、走行距離を確認。お客様のお車は12万キロ越えでした。なるほど、これは「アレ」の可能性が高いな…。その後、お客様のご了解を得て、お車を預かって調査することにしました。お客様には代車をお出しした後、お車を平岡石油店枝去木工場に持ち込み、分解調査。ちなみにお客様のお車には自動車保険事故代車特約(故障時も代車費用が出るタイプ)がありましたので、平岡石油店の誇る「保険専用レンタカー」をお貸ししました)

 

調査後、原因が判明。ピン!ときた通り、やはりスターターモーター(セルモーター)の故障でした。

お客様にご説明し、費用と修理期間をご説明後、ご了解いただけたので部品を取り寄せ交換。ブルン!と気持ちよく一発始動!でき、ほっと一安心。お客様にも大変喜んでいただけました。「いやーてっきりバッテリーかと思っとったよー、治ってよかった!」と笑顔で言っていただけて本当に嬉しかったです。

このトラブル、めったには起きませんが、走行距離10万キロ超えたあたりから出てくる症状で、バッテリーが弱った時とよく似た症状なので、よく勘違いされがちです。

 

大事に乗ってこられた車でも、部品の寿命でトラブルに見舞われることがあります。それぞれの部品には、おおよその「交換時期」というものがあり、それを超えて使用した場合、こういった「突然のトラブル」に巻き込まれてしまうことがあります。交換時期を過ぎた車の部品をサッカーに例えらるならば、「ロスタイム」だとお考え下さい。今は大丈夫かもしれませんが、終了のホイッスルがいつ鳴るか、わかりません。もしそれが旅行中だったり、大事な移動中に起きてしまったら大変です。こまめに点検して、期限が近付いた部品は早め早めの整備&交換を平岡石油店ではお勧めしています。

 

お車のことで、気になることがあれば、いつでも平岡石油店のスタッフにご相談ください。笑顔で全力&わかりやすくご説明させていただきます!