自分では気づかない!?車のニオイについて

皆様おはようございます。平岡石油店一級整備士の岩本(いわもと)です。今回のお話も「エアコン」についてです。誰かの車に乗せてもらったときに感じる「臭いニオイ」に「うわぁぁぁぁ」と思ったことはありませんか?意外と自分では気づかない人が多いのですが、これではせっかくのドライブも台無しです。しかもこのニオイ、エアコンを動かすことが増えるこの時期に特に問題になることが多いトラブルです。

 

この臭いニオイの問題には写真の部品が大きくかかわっています。右の写真は使用前の新品「エアコンフィルター」。左はかなり放置されたものです。実はエアコンフィルターは1年ごとの交換が推奨されているもので、メーカーも「定期的に交換するもの」として位置付けています。

実は、このエアコンフィルター、ニオイが臭いから交換したほうがいいだけでなく、汚れたままだと、とんでもないトラブルを引き起こす可能性があります。例えば、
・フィルターの奥にあるブロア(送風機)にホコリ吸着&ニオイ増強

・さらに奥にあるエバポレータ(空気を冷やして車内へ届ける部品)にホコリ吸着&ニオイ増強

・ホコリやニオイの吸着によりエアコンの効き低下

上記2つは分解整備&クリーニングにかなりの費用が掛かります。

整備代が高いブロアやエバポレータを守ってくれる盾が「エアコンフィルター」なのです。つまりお客様のお財布を守る部品と言ってもいいと思います。

 

また、エアコンの効きが悪くなる→エアコン全力全開!→燃費低下と、修理代以外でもお財布に優しくないことが起きてしまいます。これは大変!そこで、私たちは定期的なエアコンフィルターの交換をお勧めしています。1回の交換にかかる費用は、部品工賃込みで数千円(車種によって料金が異なりますので詳しくはお問い合わせください)です。

 

クルマの中は意外と埃っぽく、ニオイが籠りやすい「密室」です。定期的なエアコンフィルターの交換(数千円)で、快適&爽やかな室内環境でのドライブは、きっと素敵になると思います!そして後々大きな修理代が掛からないようにするためにも、エアコンフィルター交換をオススメします。