クルマの表面は「鉄」じゃない!

皆様おはようございます。平岡石油店の一級整備士の岩本(いわもと)です。いよいよ夏!7月ですね。今日はちょっと注意してほしい「洗車」についてお話しします。

 

タイトルを見られて「ん?」と思われたかもしれません。車は鉄で出来ているだろう?というのが一般的ですが・・・もちろん、クルマを構成する素材としては鉄のほかにアルミ、ウレタン樹脂、ゴム等多様な部品で出来ていますが、今回はそこでなくて、「塗装」の話をしたいと思います。

 

この車の塗装面、ご存じない方もいらっしゃるので、ご説明しますと「車の塗装面はタオルの繊維でも場合によっては傷がつく」という特徴があります。特に、乾いてカチカチになったタオル等で洗車後一気に拭いてしまうと、ザーーーー!と薄く細い傷が入ってしまいます。鉄は堅いから傷がつかない、だからどんなタオルで拭いてもOK!ではないのです。塗装面はざっくり説明すると上から、

 

一番上:クリア塗装面←やわらか

真ん中:ボディ塗装面←やわらか

一番下:金属等ボディ部分←かたい

 

となっています。かたい部分はボディ表面のずーっと下なんです。

 

平岡石油店で洗車される方はお気づきかもしれませんが、スタッフが拭き上げを行う時には必ず「ボディ拭き上げ専用タオル」を使っています。もちろん、超柔らか繊維で先に十分水分を含ませてあります。しかも、1回使えば即洗濯機で洗浄、を徹底しています(当たり前ですが)。

 

硬い繊維で乱暴に噴き上げてしまうと傷がついてしまう理由がこれです。1回くらいではあまり目に見えないかもしれませんが、これが何回、何十回と繰り返されると、表面が傷だらけになって、くすんだ色になってしまうことがあります。コンパウンドなどできれいになる場合もありますが、あまりにひどいと、どうすることもできなくなるのでご注意ください!

 

愛車を長くきれいに保つには、洗車はとても重要な作業です。ですが、洗えばいい、というわけではなく、最後まで車のお肌のことを思って、丁寧にケアしてあげることが重要です。平岡石油店では洗車機に加え、手洗い洗車も行っております。ぜひご活用ください!

 

追記

洗車はタイミングにより込み合う場合があります。事前にお電話いただいて予約をしていただけると、待ち時間も少なく、スムーズに作業に入れます。ぜひ!洗車は予約!でよろしくお願いいたします。