サイドアンダーミラーは重要な安全装置
皆様おはようございます。平岡石油店の車検担当、川口(かわぐち)です。本日は、ずっと以前からお待たせしていたお客様のアルファードが届きました。到着後、エンジン・足回り、各種装備の点検と整備と、大忙しです。1日でも早くお客様の元へお届けすべく、急ピッチかつ慎重&丁寧に作業を進めています。
サイドアンダーミラー
さて、このおクルマは、車検にも重要な装備の一つとして「サイドアンダーミラー」が装備されています。同じ車種でも装着されている車両と、そうでない車両がありますが、まずはその機能についてご説明します。
サイドアンダーミラー(Side Under Mirror )とは、ライトトラック(ピックアップトラック)やスポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)、ミニバンなどに装備される、補助確認装置としての鏡面です。主に日本国内で販売される自動車にみられ、目視やバックミラーでも解消できない助手席側直近側方の死角を解消する補助鏡で、その多くは助手席側のフロントフェンダーに装着されています。
つまり、重要な安全確認装備!というわけです。発進時、駐車時等の事故防止を目的としており、国土交通省「道路運送車両の保安基準」(保安基準)に準拠する装備なのです。なので「外しちゃおうかなー!」なんて感じで外してしまうと、もう大変!車検に通らない車両になってしまいます。もちろん、所定の要件を満たした装備への変更により外すことは不可能ではないのですが、その要件をきちんと満たした代替品であることが重要です。(ちょっとだけ説明すると、カメラやモニターなどの画像により「直前側方視界基準」条件を満たしている物への交換であれば、それに替えることができます)。
例えば全方位モニタ等で直前側方視界を確保できる場合などは、サイドアンダーミラーの役割をカメラとモニタで代用しているので、それが装着されていなくてもOK、ということになります。もちろん、カメラが正常に機能していることが条件です。これが同じ車種でもこのミラーがついている車と、そうでない車がある理由です。
と、今回は少し難しい話になってしまいましたが、クルマには運転者や同乗者、そしてその周りの安全を確保するための技術がいっぱい詰まっています。そういった安全装置に異常が無いか?正常に機能しているか?を調査するのが車検の大切な役割です。車検の機会にしっかりと点検をすることで、お客様も、ご家族にも、安心なカーライフを送っていただきたい!と、私たち平岡石油店は願っています。
※お車の写真に関しては、お客様のご了解&立ち合いのもと、撮影&ご提供いただいております。T様、ありがとうございます!