バッテリー上がりのお話し-その2-

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バッテリー上がりのお話し-その2-

オルタネータ

皆様おはようございます。平岡石油車検担当の川口(かわぐち)です。前回のバッテリーのお話の続きです。「バッテリー上がりはバッテリーを交換しただけでは解決しない場合があります」というお話です。

 

写真を見てください。

これ、実はバッテリーを充電する装置「オルタネータ」と言います。これは使えば減っていくバッテリーに電気を送り込む発電機なのです。オルタネータはエンジンの動力を使って発電→電気をバッテリーがため込む→クルマの様々な装置(エアコン・カーナビetc)を動かす、という仕組みになっています。そうです。もうお気づきかもしれませんが、この発電機が故障している場合、バッテリーは使った分の電気を補充出来なくて「バッテリー上がり」を起こす場合があるのです。しかも傾向的に夏場はこのオルタネータの故障が多い時期でもあります。壊れかけていたオルタネータに夏の暑さが追い打ちをかけて壊れてしまう・・・ということが結構あるのです。

 

クルマの部品には、それぞれ交換時期というものがあります。オルタネータの場合、目安ですがおおよそ10年または走行10万キロと言われています。もしお客様の車がこのタイミングであれば、点検&交換をオススメします。ただ、個体差もあるので、一概にこれが目安というわけではありません。たとえ交換タイミング前であっても、あれ?と思ったら点検をお勧めします。

 

「壊れた時に交換すればいいか」と放置される方もいらっしゃいますが、壊れた時がどんな時に来るか、予想できない状態での運転はかなり怖いものです。家族との旅行中、長距離移動中、高速道路上、デートの最中・・・。本来ならば楽しい時間もヒヤヒヤしながら過ごすことになります。これでは安全運転にも繋がりません。安心安全な運転の為にも、バッテリー交換の際は同時にオルタネータのチェックもお勧めします。

 

点検は転ばぬ先の杖
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今日も一日ご安全に。