最大積載量についてのお話

最大積載量

皆様おはようございます。平岡石油車検担当の川口(かわぐち)です。今回は、意外と見落としがちだけど、ご自身でも点検できる車検ポイントをご紹介。貨物車等の後ろに貼ってあるステッカーで、写真のようなものを見たことはありませんか?

 

【最大積載量500kg】

この写真は貨物車のものです。

カッコいい車の後ろに漢字で「最大積載量」と書いてあるのがイマイチ、と思ってしまうかもしれませんが、このステッカーは車検の重要な点検項目です。はがれていたり、字が読めなかったりすると、車検に通りませんので、ご注意ください!純正もありますが、市販のステッカーも各種ショップで売られています。

 

貨物自動車、または、特種用途自動車で物品を積載する空間を有する車両は、車体後部に最大積載量をキログラム単位で表示しなければならないとなっています。原則として、表示内容は、いつ如何なる時でも正しく読み取れるのであれば、素材や表示方法は何であろうと問題は無いと言われています。極端な話、油性マーカーで車体に直接記入してもかまわないので、時々マジックで書いた車も見かけることがあります。

ただ、当然ながら、読めない字や紛らわしい字ではいけないですし、雨風で簡単に消えてしまうようなものでもダメです。日本語以外の表記はというと「自動車の車体の後面には、最大積載量(タンク自動車にあつては、最大積載量、最大積載容積及び積載物品名)を表示しなければならない(保安基準18条8項)」という条文があるので、日本語で書かれたもである必要があるのです。というわけで。

 

Maximum
Loading
Capacity○○○kg

と英語で書かれたものだけを張っていては車検に通りません(通販などで売っていますけどね)。おしゃれで張る分にはいいかもしれませんが、最大積載量ステッカーもきちんと見えるようにしておきましょう。

ましてや、

【最大積載量 積めるだけ】

などのパロディ商品など、もってのほか!当然車検は通りませんのでご注意ください(こちらも通販などで売っていますけどね)。というわけで、今回は貨物車などの車検時にとっても重要な「最大積載量ステッカー」についてご紹介しました。これはご自身でも簡単に点検できる項目なので、クルマの後ろに回ってきちんと読めるかどうか、確認されることをおススメします。

 

点検は転ばぬ先の杖
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今日も一日ご安全に。