最近よく聞くBEV・HEV・PHEV・FCEVってなに?
いよいよ年の瀬。2023年も大変お世話になりました。スタッフ一同、皆様のご愛顧に感謝申し上げます。2024今後とも変わらぬご愛顧賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今年2023年最後の話題は、今年最も話題に上がったお話、EV(Electric Vehicle)、つまり電動車についてのお話です。EVと聞くと、電気だけを使って走る車のように聞こえますが、本来は電気を使って走る車すべてを指します。以下に紹介する各種EVをまとめて「xEV」と総称したりもします。
BEV・HEV・PHEV・FCEVそれぞれについて、超!簡単ざっくりとイメージをご説明したいと思います。詳しくはWikipedia先生や。各メーカーサイトをご覧ください。
BHV:(Battery Electric Vehicle )
バッテリー型電気自動車のことです。エンジンを搭載せず、外部電源を使い充電したバッテリーでモーターを駆動して走る車です。ピュアEVと呼ばれることもあります。(トヨタ bZ4X、スバル ソルテラなど)
HEV:(Hybrid Electric Vehicle)ガソリンで動くエンジンと電気で動くモータ、2つの動力を備えている自動車です。HEVのモータはエンジンが発電したエネルギーを利用するため外部電力がいりません。この種類はいくつかのバリエーションがありますが、ここでは代表的な2分類だけをご紹介します。
HEV:ストロングハイブリッド
エンジンを切ってもモーター(電力)だけで走行できる自動車です。(トヨタ プリウス、ホンダ フィットなど)
HEV:マイルドハイブリッド
エンジン走行を基本として、発進や加速時などにモータを使ってエンジン出力を抑える仕組みです。(スズキ スペーシアカスタム、マツダ CX-60など)
PHEV:(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)
エンジンとモータ、2つの動力で走る自動車です。HEVと同じですが、HEVとは違って外部電源(コンセント)からバッテリーを充電できることが大きな特徴です。コンセントにプラグを指すことから「プラグイン」と名づけられました。また、HEVよりバッテリー容量が大きく、バッテリーだけで走行できる距離が長くなっていることも特徴と言えるでしょう。(三菱 アウトランダー PHEV、トヨタ プリウスPHVなど)
FCEV:(Fuel Cell Electric Vehicle)
水素を燃料とするEVで、水素と酸素で電気を発生させる「燃料電池」が搭載されています。ガソリンを一切使用せず、水素で発電した電気を使いモーターで走行するため、生み出すのは電気と水のみ、二酸化炭素を出さない環境性能が一番の特徴です。
また、ガソリン車と同程度の走行距離を実現しながら、1回の燃料充填にかかる時間は平均約3分。水素ステーションが少ないという問題はありますが、主要な日本の自動車メーカーが特に開発へ力を注いでいるEVでもあります。(トヨタ・MIRAI、メルセデス・ベンツ・GLC F-CELLなど)
特にFCEVに関しては、最近発表された「クラウンFCEV」が話題に上っていましたね。今回の画像はそのクラウンです。
詳しくはこちら→https://toyota.jp/crown/
メーカーでのお話と言えば、ダイハツは2030年までに国内で販売する新車を全てハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)にすることを目指すすというニュースも話題になりましたね。今後自動車はどのように進化していくのでしょうか?とても楽しみですね。
では皆さま、よいお年をお迎えください。